 |
★「ひらけ、ごま」は世界中でつうじるコトバ★
|
アラビアンナイト「アリババと40人の盗賊」に出てくる魔法のジュモン
「ひらけ、ごま」は、世界各国のコトバでしたしまれています。
英語だと「Open sesame!」。
ガチャピン・ムックでおなじみの「ポンキッキーズ」の前身だった
テレビ番組「開け!ポンキッキ」の「ポンキ」は、
サンスクリット語で「ごま」を意味する言葉だそう。
「開け!ごまたち」って言っていたのかな?
ゆめや希望をかなえたい時「ひらけ、ごま」っていうと、
本当にかなっちゃうかも!
|
|
 |
★ごまはどこから来たの?★
|
ごまだゾウの生まれ故郷のアフリカが原産地です。
あついところが大好き。
約200万年前、自然に生えていたごまを栽培するようになり、
メソポタミア文明やエジプト文明など、古代文明の地に、
ごまの化石が残されています。
|
|
 |
★昔の人はどんな風につかっていたの?★
|
メソポタミア文明では、国王の清めの儀式や神への捧げ物として
つかわれていました。とても大切だったのです。
そのほかにも、軟膏や灯油としてもつかわれていました。
エジプト文明では、ミイラの防腐剤としてつかわれていました。
|
ページトップ↑ |
 |
★日本に伝わってきたのはいつ?★
|
アフリカからインド、中国大陸をへて、日本につたわってきたのは、
縄文時代だそうです。江戸時代になるまで、ごまはとっても
高価なものだったので、貴族やお坊さん以外は、なかなか手にいれる
ことができなかったそうです。
江戸時代になってからは、お菓子やごま豆腐、ごまあえなどにして
身近に食べられるようになりました。
てんぷら油には、ごまがつかわれるのが当たり前でした。
|
|
 |
★他の国でもたべられてるの?★
|
中国では中華料理にごま油。アメリカでは、ハンバーガーの
トッピングにむきごまがつかわれています。
トルコには、ねりごまとサトウとまぜあわせたようなお菓子がある
そうです。
でも、日本ほどごまを豊かにつかっている国はないようです。
日本には、洗いごま・むきごま・いりごま・すりごま・ねりごま・ごま油、と
全部で6種類もごまがあって、お料理によってつかいわけています。
プチプチした食感を楽しみたいとか、ごまの風味を楽しみたいとか
ごま豆腐のように生地にねりこみたいなどによって、どれがいいかを
えらんでいます。こんな国は、日本だけのようですよ。
それだけ、日本人の味覚はこまやかなのですね。
|
ページトップ↑
|
 |
★すりごまは日本にしかないって本当?★
|
すりごまは、日本の食文化です。しかもごま粒をすりつぶすことで、ごまの
栄養を体が吸収しやすくなるかしこい食べ方だそうです。
栄養たっぷりのごまは、どんな食材とも相性バッチリ。
ご飯にふりかけたり、お味噌汁にまぜたり、サラダドレッシングにしたり。
少しいれるだけで、香りがよくなり、もとのものより美味しそうに感じる
ことから「ごまかす」というコトバが誕生しました。
|
|
 |
★ごまはからだにいいの?★
|
小さな粒なのに、びっくりするくらい沢山の栄養がつまっています。
人が生きていくのに必要な栄養素のほとんどがふくまれている上、
体をけんこうにする大切な成分にめぐまれています。
ミイラの防腐剤にもつかわれたように、酸化を防ぐ、つまり、体が腐る
のを防ぐ力がつよく、病気のもとや老化を防止する、
食べる丸薬といわれています。
|
|
 |
ページトップ↑ |